iOS 18.4.1の不具合報告まとめ|バッテリーの減りやアプリ不具合に要注意

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生活

2025年4月17日(日本時間)、AppleはiOS 18.4.1の配信を開始しました。

このアップデートでは、セキュリティ対策の強化と既知のバグ修正が主な内容となっており、とくに一部の車載システムで発生していたCarPlayのワイヤレス接続に関する問題が改善されています。

さらに、悪用が確認されている2件の重大な脆弱性に対しても修正が行われており、ユーザー全体に対して迅速なアップデートが推奨されています。

このリリースにあわせて、macOS Sequoia 15.4.1、tvOS 18.4.1、visionOS 2.4.1といった他のApple製OSにも同様にセキュリティ強化の更新が提供されています。

ただし、iOS 18.4.1を適用した一部のユーザーからは、以下のような不具合も報告されています。

  • バッテリーの消耗が早くなった
  • 本体が異常に熱くなる
  • LINEが正常に接続できない
  • X(旧Twitter)やInstagramが起動しない
  • アプリが頻繁に強制終了する
  • アップデート中にエラーが発生する
  • ダウンロードが途中で止まる
  • AirPodsとの接続に問題が生じる

これらの現象が発生した場合は、しばらく様子を見るか、必要に応じて旧バージョンへのダウングレードを検討するのもひとつの方法です。

なお、アップデートの手順は、「設定」アプリを開き、「一般」→「ソフトウェアアップデート」→「iOS 17にアップグレード」と進めば行うことができます。

今後も安定した動作が確保されるよう、Appleによる追加の改善にも期待したいところです。

これまでのiOSアップデート履歴一覧

ここでは、iOSの過去のアップデート履歴を時系列でまとめています。最新のiOS 18.4.1に至るまで、Appleは定期的に改良や修正を行ってきました。

2025年4月8日:iOS 18.4

2025年3月12日:iOS 18.4.1

2025年2月11日:iOS 18.3.2

2025年1月28日:iOS 18.3

2025年1月6日:iOS 18.2.1

2024年12月12日:iOS 18.2

2024年11月20日:iOS 18.1.1

2024年10月28日:iOS 18.1

2024年9月17日:iOS 18/iOS 17.7(同時リリース)

2024年8月8日:iOS 17.6.1

2024年7月30日:iOS 17.6

2024年5月21日:iOS 17.5.1

2024年5月14日:iOS 17.5

2024年3月22日:iOS 17.4.1

2024年3月6日:iOS 17.4

2024年2月9日:iOS 17.3.1

2024年1月23日:iOS 17.3

2023年12月20日:iOS 17.2.1

2023年12月12日:iOS 17.2

2023年12月1日:iOS 17.1.2

2023年11月8日:iOS 17.1.1

2023年10月26日:iOS 17.1

2023年10月6日:iOS 17.0.3

2023年9月27日:iOS 17.0.2

2023年9月22日:iOS 17.0.1

2023年9月19日:iOS 17(正式版)

2023年9月8日:iOS 16.6.1

2023年7月25日:iOS 16.6

2023年7月11日:iOS 16.5.1(a)

2023年6月22日:iOS 16.5.1

2023年5月19日:iOS 16.5

2023年5月2日:iOS 16.4.1(a)

2023年3月28日:iOS 16.4

こうして並べてみると、Appleがどれほどの頻度で機能改善やセキュリティ修正に取り組んでいるかがよく分かります。

今後も継続的なアップデートが期待されますので、最新情報をこまめにチェックしておくと安心です。

iOS 18.4.1アップデートの概要|修正内容・不具合情報・更新が進まない場合の対処法

2025年4月に配信された「iOS 18.4.1」は、目立った新機能の追加はなかったものの、システムの安定性やセキュリティの強化を重視した、非常に重要なアップデートとなっています。

今回のアップデートでは、特定の車種において発生していたCarPlayのワイヤレス接続不具合が修正されました。

車内でiPhoneを活用しているユーザーにとっては、実用性が向上する内容といえるでしょう。

加えて、セキュリティに関しても2件の深刻な脆弱性が修正されています。

対象となったのは「CoreAudio」と「ポインタ認証コード」に関する問題で、どちらも標的型攻撃で悪用された可能性があると報告されています。

そのため、iOS 18.4.1への早急なアップデートが推奨されています。

このバージョンは、先に公開されたiOS 18.4をもとに修正を加えたものであり、Appleが品質改善に継続的に取り組んでいる姿勢がうかがえます。

なお、今回のアップデートはiPhoneに限らず、以下のApple製OSにも同時にリリースされました

  • iPadOS 18.4.1
  • macOS Sequoia 15.4.1
  • tvOS 18.4.1
  • visionOS 2.4.1

これにより、Apple製品全体でセキュリティ体制の強化が図られています。

ソフトウェアの内部的なビルド番号は「22E252」となっており、一般のユーザーには特に意識する必要はありませんが、詳細な確認を行いたいユーザーには参考情報となるでしょう。

アップデート手順

  1. 「設定」アプリを開く
  2. 「一般」をタップ
  3. 「ソフトウェアアップデート」を選択

更新は、Wi-Fiが安定している環境で実行することをおすすめします。

ネット接続が途中で途切れると、アップデートに失敗する可能性があるため注意が必要です。

なお、iOS 18.4では「削除したアプリが再び表示される」といった不具合が一部ユーザーの間で確認されており、今回のアップデートでの修正が期待されています。

もし同様の現象が続く場合は、Appleのサポート窓口へ相談することを検討してみてください。

今回の更新は、大きな新機能こそ含まれていませんが、日常的にiPhoneを使ううえで重要な「安定性」と「安全性」を向上させる内容が中心です。

快適で安心な利用環境を保つためにも、早めのアップデートをおすすめします。

iOS 18.4.1適用後に報告されている主な不具合とユーザーの声

iOSのアップデートには、新機能の追加やセキュリティの強化といった利点がある一方で、更新に伴う予期せぬ不具合が発生することもあります。

今回リリースされたiOS 18.4.1でも、一部のユーザーからさまざまな問題が報告されています。

CarPlayの接続不具合が継続

本バージョンで修正されたとされるCarPlayのワイヤレス接続については、「改善が見られない」との声が一部から上がっており、接続が不安定なままという指摘もあります。

特に日常的に利用しているユーザーにとっては、期待していた修正が反映されていないと感じられるかもしれません。

画面のカクつき(スタッター)が残る

前回のバージョンでも問題視されていた、スクロール時などの画面の引っかかり感に関しても、完全には解消されていないという報告があります。

なめらかな操作性に慣れているiPhoneユーザーにとっては、わずかな違和感でも気になるポイントとなりがちです。

Spotlight検索のジェスチャー精度が低下

ロック画面からのSpotlight検索でのジェスチャー操作がうまく反応しないと感じるユーザーもいます。

毎日使う機能だけに、操作性の低下はストレスにつながりやすいでしょう。

通知アニメーションに関する違和感

通知時のアニメーションがぎこちなく感じられるという意見も寄せられており、iPhoneの洗練されたユーザー体験に影響を与えている可能性があります。

バッテリーの減りが早い

アップデート直後からバッテリーの消耗が激しくなったと報告する声もあります。

これは一時的なインデックス処理などが原因の場合もありますが、長期間続くようであれば注意が必要です。

アップデート中のフリーズ・文鎮化

ごくまれに、アップデート中に端末が操作不能になる、いわゆる「文鎮化」が起きたというケースも報告されています。

こうしたリスクに備え、アップデート前には必ずバックアップを取っておくことが重要です。

過去の不具合は一部改善も、新たな問題も

iOS 17で見られたApp StoreやiCloud関連のバグについては、iOS 18.4で一定の改善があったとされていますが、代わりに新たな不具合が浮上する可能性もあるため、アップデート後は注意が必要です。

Audibleとメールアプリの連携不具合

Audibleの通知が、Apple純正のメールアプリと連動しないという現象が以前から続いており、現在も改善されていないとのことです。

オーディオブックを日常的に使用している方にとっては不便さを感じるポイントでしょう。

技術的エラー「POSIX96」

特定の環境で「POSIX96エラー」と呼ばれる技術的な不具合が発生しているという報告もあります。専門的な内容のため一般ユーザーには影響を感じにくいかもしれませんが、対象環境では注意が必要です。

起動時間が長くなったという報告も

iOS 18.4以降、起動にかかる時間が延びたと感じているユーザーもおり、毎日使う端末だからこそ、こうした変化にも敏感になる傾向があります。

これらの不具合は、すべての端末で発生しているわけではなく、利用環境や機種によって差があります。

ただし、同じような症状が見られた場合には、基本的な対処法を実践することで改善できる可能性があります。

今後のアップデートでの修正にも期待しつつ、問題が生じた際には慎重に対応することが大切です。

iOS 18.4.1のアップデートが進まない・終わらない時の対処法

iPhoneのアップデート中に「ダウンロードが止まった」「インストールが進まない」といったトラブルが起きることは珍しくありません。

ここでは、iOS 18.4.1へのアップデートが正常に完了しない場合に試したい、具体的な対処方法をご紹介します。

1. 対応機種かどうかをチェック

まず、使用中のiPhoneがiOS 18.4.1の対象機種であるか確認しましょう。

古いモデルではアップデートの対象外となっていることがあります。

確認は「設定」→「一般」→「情報」から端末のモデル名をチェックし、Apple公式サイトで対応機種一覧と照らし合わせてみてください。

非対応の場合は、アップデートするには機種変更が必要です。

2. ストレージの空き容量を確保する

アップデートには複数ギガバイトの空き容量が必要です。

容量不足の状態ではダウンロードやインストールが途中で止まってしまうことがあります。

「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」で使用状況を確認し、不要なアプリやデータを削除して空き容量を確保しましょう。

また、Macでは「Finder」、Windowsでは「Appleデバイスアプリ」や「iTunes」を使って、パソコン経由でアップデートを行う方法もあります。

3. 安定したWi-Fiに接続する

アップデートファイルは大容量のため、安定したWi-Fi環境が不可欠です。

接続が不安定な場合はルーターの再起動や、iPhoneをルーターの近くに移動させてみてください。

それでも改善しない場合は、別のWi-Fiネットワーク(例:カフェ、職場)を試すのも手です。

ただし、公共Wi-Fiを利用する際はセキュリティに注意しましょう。

4. バッテリー残量に注意

アップデート中に電源が切れると、トラブルの原因になります。

事前にバッテリーが50%以上あることを確認し、可能であれば電源に接続した状態でアップデートを行いましょう。

5. 強制再起動を試してみる

アップデートが途中で止まっているように見える場合は、強制再起動で改善することがあります。

iPhone 8以降の場合
「音量を上げる」→「音量を下げる」→「サイドボタンをAppleロゴが表示されるまで長押し」
この手順で再起動を行ってみましょう。

6. アップデートファイルを削除してやり直す

ダウンロードしたファイルが破損していると、インストールが進まないことがあります。

その場合は、一度ファイルを削除して再度ダウンロードするのが有効です。

「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」で「iOSアップデート」を選択し、「アップデートを削除」をタップ。

その後、「ソフトウェアアップデート」から改めて更新を試してください。

7. 時間をおいて様子を見る

デバイスの状態やデータ量によっては、アップデートに時間がかかることがあります。

処理に30分~1時間程度かかるケースもあるため、すぐに不具合と判断せず、しばらく待ってみるのも選択肢です。

ただし、1時間以上経っても進まない場合は、何らかの問題が発生している可能性があります。

8. アップデート前にバックアップを取る

トラブルに備えて、事前にiPhoneのデータをバックアップしておくことをおすすめします。

iCloudやパソコンを使ったバックアップが可能です。

万が一の事態に備え、大切なデータをしっかり保護しておきましょう。

9. リリース直後は避けるのも一つの手

iOSの新バージョンがリリースされた直後は、アクセスが集中してAppleのサーバーが混雑することがあります。

急ぎでなければ、数日間待ってからアップデートを行うと、よりスムーズに進むこともあります。

アップデートが進まないと不安になりますが、慌てず順を追って対応することで多くの問題は解決できます。

ぜひ、今回ご紹介した方法を参考に、落ち着いてアップデートを進めてみてください。

iOS 18.4.1対応デバイス一覧|今回のアップデートに対応するiPhone・iPadは?

iOS 18.4.1をインストールできるのは、比較的新しいApple製デバイスに限られます。

ここでは、今回のアップデートに対応しているiPhoneとiPadの主な機種をまとめました。

対応しているiPhoneモデル

以下のiPhoneシリーズで、iOS 18.4.1のインストールが可能です

iPhone 14(無印/Plus/Pro/Pro Max)

iPhone 13(無印/mini/Pro/Pro Max)

iPhone 12(無印/mini/Pro/Pro Max)

iPhone 11(無印/Pro/Pro Max)

iPhone XR

iPhone XS / XS Max

iPhone SE(第2世代・第3世代)

対応しているiPadモデル

iPadについては、以下のモデルが対象となります

iPad Pro 12.9インチ(第2世代以降)

iPad Pro 11インチ(初代以降)

iPad Pro 10.5インチ

iPad Air(第3世代以降)

iPad(第6世代以降)

iPad mini(第5世代以降)

これら以外の旧モデルは、iOS 18.4.1の対象外となるため、アップデートは行えません。

お使いの端末が対応しているかどうかは、「設定」アプリを開き、「一般」→「情報」で機種名を確認するか、Apple公式サイトに掲載されている対応リストで確認しておきましょう。

アップデート前に機種の確認をしておくことで、対応外によるトラブルや混乱を防ぐことができます。

まとめ:iOS 18.4.1で、より安心・快適なiPhoneライフを

iOS 18.4.1は、大きな新機能の追加こそありませんでしたが、システムの安定性やセキュリティの強化といった、日々の使用に欠かせない改善が盛り込まれた、非常に重要なアップデートとなっています。

まだ適用していない方は、ぜひ早めにアップデートして、より安全にiPhoneを活用できる環境を整えておきましょう。

もしアップデート中に不具合が発生しても、記事内でご紹介した対処法を一つずつ試していくことで、落ち着いて対応できるはずです。

焦らずに、順を追って確認してみてください。

今後もiPhoneに関する役立つ情報や最新のアップデート内容などを分かりやすくお届けしていきますので、ぜひ引き続きチェックしていただけると嬉しいです。

それでは、次回の更新でまたお会いしましょう。

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