Chrome 136で追加された「タブを検索」ボタンの非表示方法とは?Windows版ユーザー向け詳しい対処法

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いつの間にか出現したボタン、気になっていませんか?

Google Chromeの最新版である「バージョン136」が公開され、ユーザー体験を向上させるさまざまな改善が加えられました。

中でも多くのユーザーが最初に気づいたのが、タブバーの右端に突然追加された新しいボタン、「タブを検索」機能です。

便利そうに見えるこの機能ですが、実際には使い慣れていない人にとってはわかりづらく、新しいタブを開こうとして間違えて押してしまうなど、戸惑う声も少なくありません。

「これ、いらないんだけど…」「消せないの?」と感じている方も多いようです。

この記事では、Chrome 136で導入された主な変更点を簡単に紹介しながら、「タブを検索」ボタンを非表示にするための設定手順をわかりやすく解説していきます。


Chrome 136の主な変更点とは?

セキュリティとプライバシー保護の強化がメイン

今回のアップデートでは、ユーザーの安全性を高めるための仕組みが多く追加されました。

とくに注目すべきは、リンクの既読状態(visitedリンク)に関する処理の見直しです。

これまでは、同じURLであれば表示されるページに関係なく既読扱いになっていましたが、Chrome 136では「どのページからクリックされたか」「どのフレームで表示されていたか」といった追加情報も含めて判断するようになりました。

これにより、悪質なサイトがユーザーの過去の閲覧履歴を推測するリスクが大幅に軽減されます。

「Accept-Language」ヘッダーの仕様変更

また、ウェブサイトに送信される言語設定情報(Accept-Languageヘッダー)にも改善が施されました。

これまでは、登録されている全ての言語情報が送信されていたのに対し、バージョン136からは最優先の言語のみが伝えられるようになりました。

この変更は、いわゆる「フィンガープリンティング」と呼ばれる個人特定の手法への対策として非常に有効であり、ユーザーのプライバシーを守る重要な一歩となっています。

UIの変化と新機能の追加

見た目に関しても変更が加えられています。たとえば、Windows 11との一体感を高めるために、WindowsおよびLinux版ChromeのスクロールバーがモダンなFluentデザインに変更されました。

さらに、開発者向けには、HDRメディアの明るさ調整や、WebRTCでのH.265(HEVC)対応など、多くの新APIが導入されています。

旧バージョンで使用されていた一部の機能は段階的に廃止されており、ブラウザの内部構造にも大きな変化が見られます。

セキュリティ面でも進化があり、「デバイスに紐づけたセッション認証情報」が使用できるようになったことで、ログイン情報の悪用リスクがさらに低減されました。


「タブを検索」ボタンって何?その正体と違和感の理由

Chrome 136で突如として登場した「タブを検索」ボタンは、タブが増えたときに目的のページを検索して素早く見つけるための機能です。

ボタンの見た目は小さな「v」型のアイコンで、タブバーの右端に常時表示されています。

機能自体は便利なのですが、「新しいタブを開こうとして間違えて押してしまう」「必要性を感じない」といった声が多く、操作にストレスを感じているユーザーも少なくないようです。

とくに、これまでのタブ操作に慣れていた人ほど、「新しいタブボタンのすぐ横にあるこのアイコンは邪魔」と感じることが多く、非表示にしたいというニーズが高まっています。


「タブを検索」ボタンを非表示にする方法|設定手順を解説

1. Chromeの隠し設定「flags」にアクセス

まず、Google Chromeの高度な設定ページ「flags」にアクセスします。これは正式に公開されていない実験的な機能を変更するためのページです。

  1. Chromeのアドレスバーに chrome://flags と入力し、Enterキーを押します。

  2. 上部にある検索ボックスに「Tabstrip Combo Button」と入力します。

  3. 該当する項目が表示されたら、右側のプルダウンメニューをクリックして「Disabled(無効)」を選択します。

2. 消えない場合は追加設定を確認

まれに、上記の設定だけではボタンが非表示にならないことがあります。

その場合は、「Tab Search Position Setting」という項目もあわせて「Disabled」に設定してみましょう。

3. 設定後はChromeの再起動が必要

設定を終えたら、画面右下に表示される「Relaunch(再起動)」ボタンをクリックしてChromeを再起動してください。

これで、「タブを検索」ボタンが表示されなくなり、以前のようなすっきりとしたタブバーに戻るはずです。


まとめ|余計な機能は自分でコントロール!快適なChrome環境を手に入れよう

Chrome 136では、セキュリティの向上や新しいWeb技術の導入など、多くの改善が行われました。

その一方で、「タブを検索」ボタンのように、すべてのユーザーにとって歓迎されるとは限らない機能も追加されています。

しかし、Flags機能を使えば、そうした気になる変更を自分で調整することも可能です。

特別なツールや拡張機能を使わなくても、設定を少し変更するだけで快適な操作感を取り戻すことができます。

なお、flagsページでの設定変更は試験的なものであるため、操作には慎重さも必要です。

わからない項目はむやみに変更せず、内容を理解したうえで調整を行うようにしましょう。

ブラウザを自分仕様にカスタマイズすることで、日々の作業効率や快適さは大きく変わります。

ぜひ今回の情報を参考に、より使いやすいChrome環境を整えてみてください。

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