JBLの人気サウンドバー「CINEMA SB580」と、2025年新登場の「CINEMA SB580 All-in-One」。
どちらもDolby Atmos対応で立体的なサウンドを楽しめますが、実は外付けサブウーファーの有無や出力性能など、体験できる音の世界には大きな違いがあります。
この記事では、2つのモデルのスペック・音質・設置性・価格を徹底比較し、それぞれがどんなユーザーに最適なのかを分かりやすく解説します。
映画館のような迫力を求める人にも、コンパクトでスマートに楽しみたい人にも、あなたにぴったりの1台がきっと見つかるはずです。
JBLサウンドバー選びで迷っている方は、ぜひ本記事を最後までチェックしてください。
JBL CINEMA SB580とAll-in-Oneの違いを簡単にまとめる

まず最初に、「CINEMA SB580」と「CINEMA SB580 All-in-One」は何が違うのかをシンプルに整理しておきましょう。
結論から言うと、外付けサブウーファーの有無と出力パワーの違いが最大のポイントです。
どちらもDolby Atmosに対応しており、立体的なサウンドを再現しますが、音の迫力や設置性に差があります。
まずは結論から:どちらを選ぶべき?
選び方を一言でまとめると以下の通りです。
| モデル名 | おすすめの人 |
|---|---|
| CINEMA SB580 | 映画館のような迫力重視の人 |
| CINEMA SB580 All-in-One | 省スペースで手軽さ重視の人 |
SB580は440Wの高出力で、外付けサブウーファーによる重低音の厚みが魅力です。
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一方、All-in-Oneは本体にサブウーファーを内蔵し、200W出力でスリムにまとめた設置のしやすさが特徴です。
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2つのモデルの位置づけと価格差
価格も選び方のポイントになります。
| モデル | 価格(税込) | 特徴 |
|---|---|---|
| CINEMA SB580 | 39,600円前後 | 外付けウーファー付き・ハイパワー構成 |
| CINEMA SB580 All-in-One | 29,700円前後 | 内蔵ウーファー・コンパクト構成 |
つまり、1万円の価格差で、音の迫力を取るか、省スペースを取るかの選択になるわけです。
CINEMA SB580とAll-in-Oneの基本仕様を比較

ここでは、両モデルのスペックを具体的に見比べていきましょう。
数字を見ると、それぞれの設計思想やターゲット層が明確に分かります。
スペック表で見る主要な違い
以下の表に、主な仕様をまとめました。
| 項目 | CINEMA SB580 | CINEMA SB580 All-in-One |
|---|---|---|
| チャンネル構成 | 3.1ch(外付けサブウーファー) | 3.1ch(内蔵サブウーファー) |
| 総合出力 | 440W(サウンドバー200W+サブウーファー240W) | 200W(本体のみ) |
| Dolby Atmos | 対応(バーチャル再生) | 対応(バーチャル再生) |
| 寸法(サウンドバー) | 950×64×80mm | 950×105×67mm |
| 重量 | サウンドバー2.6kg+サブウーファー5.7kg | 3.5kg |
All-in-Oneはウーファー内蔵のため、重量はやや増していますが、設置機器が1つにまとまっているため取り回しは良好です。
チャンネル構成と出力の違いを解説
どちらも3.1ch構成ですが、その「.1」(サブウーファー部分)の扱いが異なります。
SB580は独立したワイヤレスサブウーファーを持ち、映画の爆発音やベース音をより深く再現します。
All-in-Oneはその低音ユニットを内蔵し、リビングの限られたスペースにもすっきり設置できます。
音の迫力ではSB580が優勢ですが、利便性ではAll-in-Oneが上といえるでしょう。
まとめると、音圧・迫力ならSB580、設置性・簡単さならAll-in-One。
外付けサブウーファーの有無が生むサウンド体験の差

この章では、JBL CINEMA SB580とAll-in-Oneの最大の違いである「サブウーファー構成」について詳しく見ていきます。
同じDolby Atmos対応でも、外付けウーファーがあるかどうかでサウンド体験が大きく変わります。
CINEMA SB580は「重低音重視派」向け
CINEMA SB580の特徴は、何といっても外付けのワイヤレスサブウーファーです。
このウーファーは240W出力を持ち、映画の爆発音やドラムのベースラインなどをしっかりと響かせます。
結果として、音が空間を包み込むような臨場感を感じられ、映画館のような「音の厚み」を体験できます。
特にアクション映画やライブ映像など、低音の迫力を求めるユーザーには非常に向いています。
| 特徴 | 効果 |
|---|---|
| 外付け240Wサブウーファー | 地鳴りのような重低音を再生 |
| 独立構成(3.1ch) | 左右・センターの音分離が明確 |
| 低音5段階調整 | 部屋の広さに合わせた微調整が可能 |
広めのリビングなど、音が響きやすい空間ではCINEMA SB580の真価がより発揮されます。
All-in-Oneは「省スペース+手軽さ」重視
一方のCINEMA SB580 All-in-Oneは、サブウーファーを本体に内蔵したオールインワン設計です。
別ユニットがないため、設置はシンプルで、テレビ前の省スペース環境にもすっきり収まります。
低音の深さはSB580に劣るものの、一般的なテレビ視聴や音楽再生では十分に満足できるバランスです。
| 特徴 | 利点 |
|---|---|
| ウーファー内蔵 | 配線や設置が簡単 |
| 200W出力 | 小〜中規模の部屋に最適 |
| ワンボディ構造 | 見た目もスッキリ |
マンションや寝室など、音を抑えたい環境でも快適に使えるのが魅力です。
重低音の迫力を取るならSB580、設置の簡便さを取るならAll-in-One。
Dolby Atmosと音質の体験差

両モデルともDolby Atmos対応をうたっていますが、その体験の「深さ」には違いがあります。
ここでは、その違いがどのように感じられるのかを具体的に見ていきましょう。
バーチャルサラウンドの仕組み
Dolby Atmosとは、音を「上方向」からも感じさせる立体音響技術のことです。
JBL CINEMA SB580シリーズでは、物理的に上向きスピーカーを搭載しているわけではなく、バーチャルサラウンドでその空間感を再現しています。
つまり、音を反射・定位させることで、まるで天井方向から音が降り注ぐように感じる仕組みです。
| 項目 | SB580 | All-in-One |
|---|---|---|
| Dolby Atmos形式 | バーチャル再生 | バーチャル再生 |
| チャンネル構成 | 3.1ch | 3.1ch |
| 出力 | 440W | 200W |
出力の差により、音場の広がりや奥行きの感じ方はSB580の方がよりリアルです。
実際に聴いて感じる臨場感の違い
実際のリスニング体験では、SB580は音に「包まれる感覚」が強く、映画館に近い没入感を生みます。
All-in-Oneもバーチャルサラウンドにより広がりを感じられますが、音の厚みや奥行きではSB580に一歩譲ります。
とはいえ、All-in-Oneは日常的なテレビ視聴では十分に自然で聴き疲れしにくく、バランスの良いサウンドです。
「映画の迫力重視ならSB580」「普段使いの自然さ重視ならAll-in-One」という使い分けが理想です。
設置性・デザイン・使い勝手の比較

ここでは、JBL CINEMA SB580とAll-in-Oneの「使いやすさ」や「設置性」に注目して比較していきます。
どちらもスタイリッシュなサウンドバーですが、設計思想の違いがユーザー体験に影響しています。
設置スペースに合わせた選び方
CINEMA SB580は外付けサブウーファーがあるため、ある程度の設置スペースを確保する必要があります。
ワイヤレス接続なので自由な配置が可能ですが、ウーファー自体のサイズ(200×404×250mm)が大きめです。
一方、All-in-Oneはウーファー内蔵型で、サウンドバー1本をテレビ前に置くだけで完結します。
| 項目 | SB580 | All-in-One |
|---|---|---|
| サブウーファー | 外付け・ワイヤレス | 本体内蔵 |
| 設置面積 | 広めのスペースが必要 | 省スペース・簡単設置 |
| おすすめ環境 | リビング・シアタールーム | 寝室・書斎・狭めの部屋 |
「音質を取るか、設置の手軽さを取るか」が、この2モデルを選ぶ上でのポイントになります。
リモコン操作や接続性のポイント
両モデルともにリモコンが付属しており、音量・サウンドモード・低音調整などをワンタッチで操作できます。
また、HDMI eARCに対応しているため、テレビとHDMIケーブル1本で接続可能です。
Bluetooth接続にも対応しており、スマートフォンやタブレットからワイヤレス再生もスムーズ。
| 接続機能 | 共通点 |
|---|---|
| HDMI eARC | 高品質な音声を1本のケーブルで伝送可能 |
| Bluetooth接続 | スマホ・タブレットからの再生に対応 |
| 光デジタル入力 | 古いテレビとの接続にも対応 |
両モデルの操作性はほぼ同等であり、初心者でも迷わず使える設計になっています。
設置のしやすさならAll-in-One、音場調整の自由度ならSB580。
価格とコストパフォーマンスを検証

次に、購入時に最も気になる「価格とコストパフォーマンス」について考察します。
どちらも3万円前後のモデルですが、価格差1万円には明確な意味があります。
価格差1万円で変わる価値
CINEMA SB580は約39,600円(税込)で、外付けサブウーファーと440W出力を備えた上位モデルです。
この構成により、ホームシアターとしての完成度が高く、価格に見合う満足度を提供します。
一方のAll-in-Oneは29,700円(税込)と、より手頃で導入しやすい価格帯です。
| モデル | 価格(税込) | 特長 |
|---|---|---|
| SB580 | 39,600円前後 | 外付けウーファー付き・高出力モデル |
| All-in-One | 29,700円前後 | ウーファー内蔵・コンパクト構成 |
つまり、音質重視の方はSB580、コスパと設置性重視の方はAll-in-Oneが向いています。
どちらがコスパ重視派におすすめか
コストパフォーマンスを重視するなら、All-in-Oneが有力な選択肢です。
価格を抑えながらもDolby Atmos対応やBluetooth接続など、必要な機能は全て揃っています。
一方で、音響クオリティにこだわるならSB580の投資価値は十分にあります。
All-in-Oneは「手軽な高音質」、SB580は「本格的なサラウンド体験」。
どちらを選んでも失敗のないモデルですが、目的を明確にすると後悔のない選択ができるでしょう。
JBL CINEMA SB580とAll-in-Oneの比較表

ここでは、これまで解説してきた内容を一覧で整理します。
どちらを選ぶか迷っている方は、この比較表を見れば一目で違いが分かります。
スペック・機能の比較一覧
| 項目 | CINEMA SB580 | CINEMA SB580 All-in-One |
|---|---|---|
| チャンネル構成 | 3.1ch(外付けサブウーファー) | 3.1ch(内蔵サブウーファー) |
| 総出力 | 440W(サウンドバー200W+ウーファー240W) | 200W(本体のみ) |
| Dolby Atmos対応 | あり(バーチャル再生) | あり(バーチャル再生) |
| サウンドモード | ムービー/ミュージック/ボイス | ムービー/ミュージック/ボイス |
| 低音調整 | 5段階調整可能 | 5段階調整可能 |
| Bluetooth接続 | 対応 | 対応 |
| HDMI端子 | 入力×1、出力×1(eARC対応) | 入力×1、出力×1(eARC対応) |
| 寸法(サウンドバー) | 950×64×80mm | 950×105×67mm |
| 重量 | サウンドバー2.6kg/ウーファー5.7kg | 3.5kg(ウーファー内蔵) |
| 価格(税込) | 約39,600円 | 約29,700円 |
基本的な機能は共通していますが、音の出力・設置方法・サイズ感に明確な差があります。
主要ポイントの要約
JBL CINEMA SB580は、外付けサブウーファーによって重低音の迫力が段違いです。
一方、CINEMA SB580 All-in-Oneは、サウンドバー1本で完結する手軽さが最大の魅力です。
「音の厚み」か「スマートさ」かで選ぶのが正解。
それぞれのモデルがおすすめな人

ここからは、あなたの利用スタイルに合わせてどちらを選ぶべきかを整理します。
価格やスペックだけでなく、「どんな使い方をするか」で最適解が変わります。
CINEMA SB580を選ぶべき人
- 映画やライブ映像の重低音をしっかり感じたい人。
- 広めのリビングやホームシアター環境で使用する人。
- Dolby Atmosの立体音響を最大限楽しみたい人。
- 音量を上げても歪みの少ないサウンドを求める人。
- 設置スペースに余裕があり、外付けウーファーも問題ない人。
-
特にアクション映画や音楽ライブの視聴が多い人には、SB580の迫力が最もマッチします。
All-in-Oneを選ぶべき人
- 初めてサウンドバーを導入する人。
- 部屋が狭めで、省スペース設計を重視したい人。
- シンプルで配線の少ない構成を好む人。
- 映画も音楽もほどよく楽しみたいコスパ派。
- 集合住宅などで大音量を出せない環境の人。
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All-in-Oneは、設置のしやすさと価格のバランスに優れた「使い勝手重視」モデルです。
どちらを選んでもJBLらしい明瞭で立体的なサウンドが楽しめるのが共通点です。
まとめ:あなたに最適なJBLサウンドバーはどっち?
ここまで、JBL CINEMA SB580とCINEMA SB580 All-in-Oneの違いを詳しく見てきました。
両者は同じDolby Atmos対応モデルながら、音の迫力を取るか、設置の手軽さを取るかで選ぶポイントが明確に分かれます。
CINEMA SB580は、外付けのワイヤレスサブウーファーを備えた本格派の3.1chサウンドバーです。
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映画館のような重低音を求める人、広い部屋で迫力あるサウンドを楽しみたい人に最適です。
一方で、CINEMA SB580 All-in-Oneは1本で完結するスマートな設計が魅力。
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省スペース環境でも設置が簡単で、普段使いにぴったりのバランスの取れた音質を楽しめます。
| 重視するポイント | おすすめモデル |
|---|---|
| 重低音・臨場感・高出力 | CINEMA SB580 |
| 省スペース・手軽さ・コスパ | CINEMA SB580 All-in-One |
両モデルともDolby Atmos対応で、映画や音楽を立体的に再生できる点は共通しています。
つまり、どちらを選んでもJBLらしい力強くクリアなサウンド体験が得られます。
自分の生活スタイルや部屋の広さ、音のこだわり度に合わせて選べば、間違いのない1台になるでしょう。
最後にまとめると――
- 映画・音楽の臨場感を極めたいなら「CINEMA SB580」
- 手軽に高音質を楽しみたいなら「CINEMA SB580 All-in-One」
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