「なかなか売れない…」と悩んでいるメルカリ出品者にとって、注目の新サービスがプロモーション機能です。
商品画像に黄色い雷マークが付くことで検索結果やおすすめ一覧で目立ちやすくなり、閲覧数アップが期待できます。
しかも売れたときだけ5%の追加手数料がかかる成果報酬型なので、リスクを抑えて使えるのも魅力です。
2025年7月の最新アップデートで、最大40日間の表示やオークション出品も対象に加わり、ますます便利になりました。
この記事では、プロモーション機能の仕組みや費用、最新の仕様変更、メリットとデメリットを整理し、さらに「プロモーションに頼らず売れるための基本」も紹介します。
「どの商品で使えば効果的か?」を冷静に判断できるようになる内容なので、無駄なコストをかけずに売上を伸ばしたい方にぴったりです。
メルカリのプロモーション機能とは?
まずは「プロモーション機能とは何か」を整理しましょう。
メルカリを使っていると、商品画像の左上に黄色い雷マークがついている出品を見たことがありませんか?
このマークこそが「プロモーション機能」を利用しているサインです。
2025年春から本格的に導入されたこの機能は、出品した商品を検索結果やおすすめ一覧で目立たせる仕組みです。
通常出品では埋もれやすい商品も、プロモーションを設定すると上位に表示されやすくなります。
黄色い雷マークの意味と導入の背景
黄色い雷マークは「この商品は広告によって優先的に表示されています」という目印です。
メルカリは膨大な出品数があるため、特に人気カテゴリーでは商品がすぐに埋もれてしまいます。
そこで導入されたのがこのプロモーション機能で、出品者の販売チャンスを広げるための新しい広告的サービスなのです。
通常出品との違いと広告的な役割
通常出品は、商品ページを丁寧に作っても検索順位が下がれば見られにくくなります。
一方でプロモーション出品は、検索上位に出やすくなることで閲覧数を一気に増やせるのが最大の違いです。
つまり「お金をかけて露出を増やす」ことで、売れる確率を高められる補助的な機能といえます。
項目 | 通常出品 | プロモーション出品 |
---|---|---|
検索順位 | 自然に下がる | 優先的に上位表示 |
アイコン表示 | なし | 黄色い雷マークあり |
費用 | 販売手数料10% | 販売手数料10%+追加5%(成果報酬) |
プロモーション機能の費用と仕組み
続いて、多くの出品者が気になる「費用」について解説します。
プロモーションは有料機能ですが、仕組みを理解すればリスクは低く抑えられます。
成果報酬型で売れたときだけ5%追加手数料
プロモーション機能の最大の特徴は成果報酬型であることです。
つまり、設定しても商品が売れなければ追加費用は一切かからないのです。
売れた場合のみ販売価格の5%が「プロモーション利用料」として加算されます。
通常手数料との合計はいくらになる?
メルカリでは通常10%の販売手数料がかかります。
そこにプロモーション利用料5%が加わるため、合計で最大15%の手数料が発生します。
例えば1,000円の商品なら150円が差し引かれる計算です。
プロモーション経由以外の購入時は手数料がかからないケースも
ここで少しユニークな仕様を紹介します。
購入者がプロモーションを経由せず(例:お気に入りやフォロー経由)商品を買った場合、追加手数料は発生しないのです。
つまり、出品者側にとって「余分なコストが無駄に発生しにくい」仕組みともいえます。
購入経路 | 手数料 |
---|---|
通常購入(検索など) | 10% |
プロモーション経由購入 | 15%(10%+5%) |
お気に入り・フォローなど経由 | 10%(追加手数料なし) |
プロモーション機能の使い方【最新版】
ここでは、実際にプロモーションを設定する方法や利用条件を整理していきます。
2025年時点での最新仕様も反映しているので、初めて利用する方でも安心して進められます。
利用条件と「かんたん本人確認」の必須化
プロモーション機能を利用するにはかんたん本人確認を済ませておく必要があります。
これは不正利用防止と信頼性確保のために導入された仕組みで、身分証明書をアプリから提出して認証する流れです。
本人確認が未完了のアカウントでは設定ボタンが表示されませんので注意してください。
設定方法をステップで解説
設定はスマホだけで完結し、とてもシンプルです。
手順を整理すると以下のようになります。
- 出品一覧から対象商品を選択
- 「プロモーションする」をタップ
- 設定完了(反映には最大30分ほどかかる場合あり)
特別な知識は不要で、誰でも直感的に操作できます。
表示期間は最大40日間に延長
以前は最大10日間でしたが、2025年7月のアップデートにより最大40日間まで表示可能になりました。
ただし、商品によっては表示期間が短縮されるケースもあります。
また、一度設定したプロモーションは途中でキャンセルできない点にも注意しましょう。
オークション出品も対象に追加
2025年7月以降、従来の通常出品だけでなくオークション形式の出品もプロモーション対象に加わりました。
これにより、入札形式の商品でも閲覧数を増やすチャンスが広がっています。
利用条件 | 内容 |
---|---|
本人確認 | かんたん本人確認必須 |
表示期間 | 最大40日間(途中キャンセル不可) |
対象出品形式 | 通常出品・オークション出品 |
効果測定とデータの活用方法
プロモーションを設定したら「本当に効果があるのか」を確認したいですよね。
メルカリでは、効果を数値化してチェックできる仕組みが整っています。
確認できる数値の種類と更新頻度(1時間ごと)
「プロモーション効果」画面では以下の指標が見られます。
- 検索結果やおすすめ一覧での表示回数
- クリック数
- 販売につながった件数
これらのデータは1時間ごとに更新されるため、短期間でも改善点を見つけやすいのが特徴です。
プロモーション終了後も28日間データ閲覧可能
プロモーションが終了した後も、最大28日間はデータを振り返ることができます。
「どのくらい露出が増えたのか」「売上につながったのか」を後から検証できるのは大きなメリットです。
効果を販売戦略にどう生かすか
数値をただ眺めるだけでなく、改善につなげることが重要です。
例えば表示回数は多いのに購入が少ない場合、写真や価格設定を見直す必要があります。
逆にクリック数が伸びない場合は、商品タイトルやアイキャッチ画像を改善するのが有効です。
データを分析することで、プロモーションの投資効果を最大化できるのです。
指標 | 改善のヒント |
---|---|
表示回数は多いが購入が少ない | 価格・説明文を見直す |
クリック数が伸びない | 写真・タイトルを改善する |
購入につながらない | 購入者への信頼感を高める施策を追加 |
プロモーション機能のメリットとデメリット
ここでは、実際にプロモーションを利用する前に知っておきたい「メリット」と「デメリット」を整理します。
うまく活用すれば強力な武器になりますが、すべての出品に適しているわけではありません。
注目度アップ・低リスクで試せるメリット
プロモーション機能を利用すると、検索上位に表示されやすくなり閲覧数を大幅に増やすことができます。
特に競合が多いカテゴリーでは「埋もれにくさ」が大きな強みになります。
さらに成果報酬型の仕組みのおかげで、売れなければ追加費用がかからないのも安心ポイントです。
初心者でも簡単に設定できるため、試しやすいのも大きな魅力ですね。
手数料増加・キャンセル不可などのデメリット
一方で、プロモーションには注意点もあります。
最大のデメリットは販売手数料が15%になることです。
低価格商品の場合は、利益が大きく削られてしまう可能性があります。
また、一度設定したプロモーションは途中でキャンセルできないため「やっぱりやめたい」という柔軟な調整はできません。
高単価商品や競合多数ジャンルでの注意点
例えば高額なブランド品などは、5%の追加手数料がかなり大きな負担になります。
また、人気カテゴリーで多くの出品者がプロモーションを使っている場合は、上位表示の効果が分散してしまうこともあります。
「いつ・どの商品で使うか」を冷静に見極めることが成功のカギです。
メリット | デメリット |
---|---|
検索上位に表示されやすい | 手数料が15%に増える |
売れなければ追加費用ゼロ | キャンセル不可 |
初心者でも簡単に設定可能 | 競合が多いと効果が薄れる |
在庫処分や時期商品に最適 | 高額商品の利益圧迫 |
プロモーションに頼らず売れる出品の基本
プロモーションは便利ですが、それだけに頼るのは危険です。
「売れる出品」には基本が大切であり、基礎を押さえればプロモーションなしでも十分に売れるチャンスがあります。
写真・説明文・価格設定の工夫
写真は明るく清潔感があり、多角度から撮ることが大切です。
説明文にはサイズや使用感など、購入者が気にする情報を必ず入れましょう。
さらに価格設定は相場に合わせ、競合より明らかに高すぎないように調整することがポイントです。
リピーターや信頼感を高める対応術
コメントへの丁寧な返信や発送の迅速さは、購入者に安心感を与えます。
レビューで高評価を得ることで、次の購入につながるケースも多いです。
プロモーションよりも「信頼感」が売れる要素になることを忘れないでください。
再出品・まとめ売りなど売れ筋を伸ばす工夫
売れ残っている商品は再出品すると、新着商品扱いになり再び目にとまりやすくなります。
また、まとめ売りやおまけを付けることで、購入者の興味を引くことも可能です。
小さな工夫の積み重ねが、売れる確率を高めていきます。
工夫のポイント | 効果 |
---|---|
写真を明るく多角度で撮影 | 安心感・購入意欲アップ |
説明文を丁寧に記載 | 疑問点を減らしクリック率向上 |
価格を相場に合わせる | 競合に勝ちやすくなる |
再出品やまとめ売り | 露出アップ・在庫処分に有効 |
ショップ運営者向けの選択肢
個人出品だけでなく、ショップ単位で販売している方にもプロモーションは役立ちます。
さらに視野を広げると「メルカリShops」を併用することで、より本格的な集客施策を展開できます。
メルカリShopsとの違いと活用のメリット
メルカリShopsは、いわば「お店として出品できる仕組み」です。
通常のメルカリ出品と異なり、在庫管理やショップページの構築が可能です。
また、フォロワーに向けた告知やセールを仕掛けることもできるため、リピーター戦略に強みがあります。
タイムセールやフォロワー施策との組み合わせ
ショップ運営者の場合は、プロモーション機能だけに頼るのではなく、他の施策と組み合わせるのが効果的です。
例えばタイムセールを開催し、さらにプロモーションで露出を増やせば、短期間で在庫を一気に動かすことが可能です。
フォロワー向け割引やクーポンを活用すれば、リピーターの獲得にもつながります。
施策 | 効果 |
---|---|
プロモーション機能 | 露出を増やし新規客にアピール |
タイムセール | 短期間での販売促進 |
フォロワー施策 | リピーター育成 |
まとめ|プロモーション機能を“賢く”使って売上アップへ
ここまで、メルカリのプロモーション機能について特徴や使い方、メリット・デメリットを整理してきました。
一言でまとめると、「出品の補助輪」のような存在です。
プロモーションを使えば確かに注目度を高められますが、それだけで売れるわけではありません。
写真・説明文・価格設定・信頼感といった基本がしっかりしていなければ効果は限定的です。
逆に言えば、基礎を整えた上でプロモーションを組み合わせれば、売上を伸ばす強力なツールとなります。
また、最新アップデートで最大40日間の表示やオークション出品への対応など進化している点も見逃せません。
大切なのは「どの商品で使うか」を見極めることです。
売れ残りや時期商品などピンポイントで使うことで、コストを抑えながら成果を出すことができます。
今後もメルカリは新機能を追加していくと予想されます。
常に最新情報をチェックしつつ、自分の販売スタイルに合った方法で賢く売れる仕組みを作っていきましょう。