商品一覧に出現する“黄色の雷マーク”の正体は?
メルカリで商品を探しているとき、「この商品だけなんだか目立つな」と感じたことはありませんか?
特に、商品画像の左上に黄色い雷のようなアイコンが表示されている出品、最近よく見かけるようになりましたよね。
実はこのアイコン、2025年春ごろから一部ユーザーを対象に導入された新しいサービス「プロモーション機能」を使っている商品であることを示しています。
この新機能は、販売促進を目的とした広告的な役割を果たすもので、注目度の向上を狙いたい出品者にとって新たな選択肢となっています。
この記事では、「プロモーション機能」とは何か、その仕組みや使い方、実際に得られる効果や注意点などを詳しく紹介していきます。
活用すべき場面や、そもそも本当に必要なのかどうか、冷静に見極めるためのヒントも盛り込みました。
プロモーション機能とは?|検索結果で目立たせる新たな仕組み
商品を検索上位に表示して、見られる回数をアップ!
プロモーション機能は、簡単にいえば「少しお金を払って商品を目立たせる仕組み」です。
出品時にこの機能を設定すると、その商品が検索結果の上位に表示されやすくなり、商品画像の左上に黄色い雷アイコンが付きます。
これにより、通常の出品では埋もれてしまいがちな商品も、多くの閲覧者の目に留まりやすくなります。
特に同じような商品が並ぶ人気カテゴリーでは、その視認性の高さが大きな武器になります。
売れたときだけ手数料が発生する「成果報酬型」
「目立つのはいいけど、費用が心配…」という方も多いかもしれません。でも安心してください。
この機能では、設定しても“売れなければ費用はゼロ”です。
具体的には、プロモーションを経由して商品が売れた場合に限り、販売価格の5%が追加の手数料として発生します。
通常の販売手数料10%とあわせて、合計で最大15%が差し引かれる仕組みです。
つまり、売れなければ余分な費用はかからず、「試してみるだけならリスクが少ない」という点が、多くのユーザーにとって導入のハードルを下げています。
プロモーション機能の使い方|設定手順と仕様のポイント
利用条件と対象ユーザー
この機能は現時点(2025年5月)では全員が使えるわけではなく、メルカリアプリを使っていて、かつ「かんたん本人確認」が完了している一部ユーザーが対象となっています。
今後、段階的に対象者が拡大される可能性はあるでしょう。
設定方法は簡単!
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メルカリアプリの出品一覧からプロモーションをかけたい商品を選択
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「プロモーションする」ボタンをタップ
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設定完了(反映には最大30分ほどかかる場合があります)
非常にシンプルな操作で、特別な知識も不要。スマホ1台で完結する手軽さが魅力です。
表示期間と制限事項に注意
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プロモーションの表示期間は最大で10日間
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商品によっては表示日数が短くなることもあり
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一度設定したプロモーションは途中でキャンセル不可
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売れなかった場合、同じ商品には再プロモーション不可(再出品が必要)
これらの仕様により、「少しでも早く売り切りたい商品」に絞って使うのが現実的です。
効果は専用画面で確認可能
設定後は、「プロモーション効果」ページで、どれだけ検索結果やおすすめ一覧に表示されたかといった指標をグラフで確認できます。
成果が見える化されることで、販売戦略の見直しにも役立ちます。
プロモーション機能のメリットとデメリットを整理しよう
メリット|使うと得られる主な効果
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検索上位への表示で閲覧数アップ
競合が多いカテゴリーでも埋もれにくく、注目度が高まる。 -
成果報酬型でリスクが低い
売れなければ手数料が発生しないので、試しやすい。 -
視認性の高いアイコンで目立つ
黄色い雷マークがつくことで、一覧画面で目を引く。 -
簡単操作で設定可能
出品経験の少ない人でも直感的に使える。 -
効果の可視化で改善がしやすい
表示回数などをグラフで確認しながら、戦略の立て直しが可能。 -
在庫処分・時期限定商品の販促に向いている
季節モノや処分したい商品を早く売るには最適。
デメリット|利用前に知っておきたい注意点
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追加手数料が利益を圧迫する場合も
低価格商品の場合、5%の負担は特に重く感じるかも。 -
途中キャンセルができない
「売れそうだから手数料を避けたい」という調整は不可。 -
一部カテゴリーでは設定できないことも
対象商品や条件に制限がある点に注意。 -
プロモーションしても必ず売れるとは限らない
写真や説明が不十分な商品は、目立っても反応が薄いことも。 -
人気ジャンルでは競合多数で効果が分散
他の出品者も同じ機能を使うと、上位表示の意味が薄れることも。 -
同じ商品への再設定が不可
一度設定して売れなかった商品は、再プロモーション不可。再出品が必要。
「売れる出品」に大切なのは、プロモーションだけじゃない
プロモーション機能は非常に便利なツールではありますが、万能ではありません。
目立たせる力はあっても、「売る力」は別です。
ここでは、プロモーション機能に頼らずとも売れやすくするための出品の基本ポイントをいくつか紹介します。
出品の質を高めるコツ
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価格を相場に合わせて設定する
競合より明らかに高ければ、クリックすらされません。 -
写真は清潔感・明るさ・多角度を意識
実物がイメージしやすく、安心感を与えるよう心がけましょう。 -
タイトルと説明文に検索されやすいワードを入れる
例:「ユニクロ エアリズム 五分袖 Mサイズ 2023モデル」など -
定期的に再出品する
古い出品は表示順位が下がるため、新たに出し直すことで見られやすくなります。 -
コメントへの対応を丁寧に
値下げ交渉や質問対応は、購入者の信頼を得るチャンス。 -
まとめ売りやおまけ付きで魅力アップ
在庫が動かないときはセット売りなどの工夫も有効です。
ショップ運営者には「メルカリShops」もおすすめ
個人ではなくお店単位で出品している方は、「メルカリShops」の導入も視野に入れるとよいでしょう。
プロモーション機能とあわせて、タイムセールやフォロワー向けの販促施策など、より本格的な集客手段が用意されています。
まとめ|プロモーションは“補助輪”。売る力はあなた次第!
「プロモーション機能」は、メルカリで商品をより目立たせたい出品者にとって、非常に便利で魅力的なツールです。
ただし、この機能だけに頼っていても、商品が売れるとは限りません。
売れる出品には、「写真」「説明文」「価格設定」「信頼感」など、基本的な要素がそろっていることが不可欠です。
プロモーション機能はあくまでそれらをサポートする存在。必要に応じて賢く使い分けることで、より効果的に商品をアピールできるようになるでしょう。
「なかなか売れない…」と悩んでいる方も、まずは出品内容を見直し、それでも難しい場合はプロモーションを試してみる。そんな柔軟な姿勢が、売れる確率をグッと引き上げてくれるはずです。
今後もメルカリの機能は進化していくと思われますので、最新情報をチェックしながら、あなたなりの「売れる工夫」を続けていきましょう!
メルカリのオークションで落札後未購入の場合どうなるのかに関してはこちらの記事で詳しく紹介しています。