SharePointを利用してExcelファイルを開くとき、「潜在的なセキュリティリスクが存在します。
この内容を信用してもよろしいですか?」という警告メッセージが出る場合があります。
このメッセージは、ファイルがセキュリティ上のリスクを含んでいる可能性があることを示しています。この警告が表示される理由と、どのように対応すべきかについて詳しく説明します。
この警告が表示される主な理由は、ファイルにマクロや他の実行可能なコードが含まれている場合、またはファイルが信頼されていないソースから来ている場合です。
SharePointとExcelは、これらのリスク要因を自動的に検出し、ユーザーに警告することで、潜在的なセキュリティ問題から保護を試みます。
対処方法としては、まずファイルのソースが信頼できるかどうかを確認し、ファイル内容の安全性を慎重に評価することが重要です。ファイルが信頼できるソースからのものであれば、警告を解除してファイルを開くことができます。
信頼できないソースからのファイルの場合は、開く前に追加のセキュリティチェックを行うか、専門家に相談することをお勧めします。
このような警告には注意を払い、不確かなソースからのファイルを開く際には特に慎重に行動することが求められます。
SharePointでExcelファイルを開く際に表示される「潜在的セキュリティ問題」に関する警告について
2024年8月初頭より、SharePointを通じてExcelファイルを開く際に「潜在的なセキュリティ問題があるかもしれません。このコンテンツを信用しても良いですか?」という警告メッセージが表示されるケースが増えています。
この現象は、Microsoftによる最近のアップデートに起因しており、意図しない形でExcelファイルに対するセキュリティ警告が表示されるようになってしまったためです。
Microsoftはこの問題の存在を確認しており、適切な解決策を開発中です。
■影響を受けるユーザー
この問題は、主にSharePoint Onlineを使用してExcelアプリケーションでファイルを開くユーザーに影響を与えています。
多くの場合、これらのユーザーは警告に遭遇し、ファイルの安全性に疑問を抱くことになります。このため、ユーザーはファイルの信頼性や安全性を慎重に評価する必要があります。
この警告が表示されることで、ユーザーは不便を感じることがあるかもしれませんが、Microsoftは問題の解決を急いでおり、ユーザーが安全にファイルを利用できるように努めています。
その間、ユーザーは警告に注意を払い、不明なソースからのファイルや信頼性に疑問があるファイルの開封は避けることが推奨されます。
Microsoft Office製品で表示される「潜在的なセキュリティ問題」警告についての解説
Microsoft Officeの各アプリケーションにおいて、ユーザーがファイルを開く際に「潜在的なセキュリティ問題があります。このファイルを信用しても良いですか?」という警告メッセージが表示されることがあります。
この警告は、ファイル内に潜在的なリスクがある可能性があると判断された場合に出されます。特に、マクロやActiveXコントロールを含むExcelファイル、インターネットからダウンロードされたファイル、信頼性が疑われるソースから取得したファイルなどがこの警告の対象になります。
警告が出る主な原因は以下のとおりです:
アクティブコンテンツの存在:
ファイルにマクロやActiveXコントロールなどのアクティブコンテンツが含まれており、これらが潜在的に悪意のあるコードを実行するリスクがあるため、警告が表示されます。
インターネットからのダウンロード:
ファイルがインターネットからダウンロードされた場合、その出所が不明であるためにセキュリティ警告が出ることがあります。
厳格なセキュリティ設定:
Excelやその他のOfficeアプリケーションのセキュリティ設定が高い場合、あらゆるアクティブコンテンツに対して警告が出されます。
信頼できないソースからのファイル:
出所が不明瞭なソースからのファイルは、その信頼性を確認するために警告が必要です。
このような警告に直面した場合、ファイルの安全性を慎重に確認し、以下のような対策を検討することが推奨されます
コンテンツの有効化、信頼済み場所の設定、マクロのセキュリティ設定の見直し等です。
また、セキュリティに関する判断が難しい場合は、IT専門家に相談するか、Microsoftのサポートページでガイドラインを確認することが有効です。
この警告メッセージはユーザーを不意のリスクから保護するために重要であり、適切な注意を払いながらファイルを扱うことが求められます。
SharePoint上のExcelファイルで見られる「潜在的なセキュリティ問題」の警告とその対応策
Microsoftでは、SharePointを通じてExcelファイルを開く際に出るセキュリティ警告に対処するために以下のような取り組みを進めています。
問題の分析:
サービスのテレメトリデータを利用して問題の根本原因を詳しく分析し、特定しています。
解決策の開発:
警告を引き起こしている要因に対して、修正を行うための解決策を現在開発中です。
一時的な措置:
信頼できるサイトをリストに追加することにより、警告メッセージが表示されることを一時的に抑える措置を取っています。
修正の実施予定日:
2024年8月13日までに、問題に対する修正を全面的に適用する計画を進めています。
■ユーザーへの影響と対策案
この問題により警告が表示されることがありますが、必ずしもファイルに問題があるわけではありません。一時的な修正による影響で誤って警告が表示される可能性があるためです。
〇一時的な解決策:
信頼済みサイトの登録: 信頼できるサイトをインターネットオプションのゾーンに追加することにより、警告の発生を抑制できます。
Microsoftの修正を待つ: 指定された日に全面的な問題の解決を行う予定です。
■注意点:
セキュリティ警告の無視を避ける: 信頼性が低いと思われるソースからのファイルを開く場合、特に慎重に対応する必要があります。
Officeの更新を保つ: Microsoft Officeを最新バージョンに保つことにより、セキュリティリスクを低減できます。
Microsoftサポートへの連絡: 問題の解決に向けて、さらなる支援が必要な場合は、Microsoftのサポートチームに相談することをお勧めします。
SharePoint上でのExcelファイル開時の「潜在的なセキュリティ問題」警告について
2024年8月1日現在、世界中で多くのユーザーがSharePointを介してExcelファイルを開く際に「潜在的なセキュリティ問題があるかもしれません。
このファイルを信用しても良いですか?」という警告メッセージに遭遇しています。この現象は、一部のユーザーに限定されるものではなく、SharePoint Onlineを使用する多くのユーザーに影響を及ぼしています。
この問題は、Microsoftが他の問題を解決するために施した一時的な修正が原因であることが判明しており、Microsoftはこの誤った警告を根本から解決するための長期的な修正を開発中です。
この修正は、日本時間の2024年8月14日に適用される予定です。
通常、この種の警告が表示されても、ファイル自体に問題がない場合が多いため、ファイルの出所が信頼できると判断される場合には、「信頼する」を選択してファイルを開くことが推奨されます。
ただし、最大限の安全を確保するためには、ファイルの出所や内容を事前に確認することが重要です。
警告を一時的に抑制する方法として、以下の手順でSharePointサイトを信頼済みサイトに設定することが効果的です:
- コントロールパネルを開き、「ネットワークとインターネット」から「インターネットオプション」に進みます。
- 「セキュリティ」タブを選択し、「信頼済みサイト」アイコンをクリックします。
- 「サイト」ボタンをクリックし、信頼済みサイトセクションでSharePointのURLを「このウェブサイトをゾーンに追加する」欄に入力後、「追加」をクリックします。
この問題の進展については、Microsoft 365管理センターのサービス状態ダッシュボードで最新情報が提供されます。ユーザーはここで更新を確認し、必要に応じて対策を講じることができます。