こんにちは。
日頃からWindowsパソコンを使っていて、アップデートの通知に振り回されている方も多いのではないでしょうか。
特に、業務でPCを使う頻度が高い方や、システムを管理している方にとっては、Windows Updateの内容や動作状況は非常に気になるポイントです。
最近、Windows 11 バージョン24H2向けに提供された「KB5064081」というオプション更新プログラムが話題になっています。
「このアップデートって何をするものなの?」「なぜか更新が途中で止まってしまう…」といった声がネット上でも見受けられ、戸惑っている方もいらっしゃるかもしれません。
この記事では、KB5064081がどのようなアップデートなのかをわかりやすく解説するとともに、新たに追加された注目機能、そして万が一アップデートがうまくいかなかった場合の対処法まで、丁寧にご紹介していきます。
Windows 11をお使いの方にとっては、見過ごせない内容が満載です。ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
KB5064081の注目ポイントとは?機能追加とデザイン改善の数々
2025年8月29日に公開されたWindows 11 バージョン24H2向けのプレビュー更新プログラム「KB5064081」(OSビルド 26100.5074)は、いわゆる“任意アップデート”に位置づけられます。
セキュリティパッチは含まれていないものの、日常的な使い勝手に関わるさまざまな改良が詰め込まれており、機能面や操作感に敏感なユーザーにとっては見逃せない内容です。
以下では、今回のアップデートで導入された新しい機能や改善点の中でも、特に注目すべきポイントをご紹介していきます。
AIによる操作支援が本格的に進化
よく使う作業へ一発アクセス「Recall」ホーム画面
今回のアップデートでは、Copilot+ PC対応機能として「Recall(リコール)」のホーム画面がさらに洗練されました。
起動直後に、最近使ったアプリやウェブサイト、編集したドキュメントなどが視覚的に一覧表示されるようになり、以前の作業を中断したところからスムーズに再開できる設計となっています。
使えば使うほど、「まさにこれが欲しかった」と感じさせる直感的な仕組みです。
「Click to Do」でクリックするだけのAI操作
新しく導入された「Click to Do」は、初心者にも優しいインタラクティブなチュートリアル付き。
文章の要約や画像から背景を取り除くなど、よく使われるAI機能を「対象をクリックするだけ」で簡単に利用できるようになりました。
手順を覚える必要がないため、日常の作業がよりスムーズになるでしょう。
ファイルエクスプローラーにAIアクションが統合
ファイル操作の効率化を図る機能として、エクスプローラー上でファイルを右クリックするだけで、AIによる要約や変換といった処理を呼び出せるようになりました。
これにより、アプリを切り替える手間が省け、作業の流れを中断せずに済む点が魅力です。
UIデザインの改善で視認性と快適性が向上
秒単位まで表示する時計が復活
通知センター内の時計表示に、待望の「秒表示」が復活しました。
「時:分:秒」で確認できることで、より細かなタイミング管理が可能に。タスクバーの「時刻と言語」設定から簡単にオン/オフが切り替えられます。
仕事やスケジュール管理を分単位で動かす人にとっては、大きな恩恵と言えるでしょう。
許可プロンプトがより目立つデザインに
アプリがカメラやマイク、位置情報などのアクセス許可を求める際に表示されるダイアログが刷新されました。
画面中央に表示される形式へと変更され、背景が暗くなることで、視認性と注意喚起の両方を高める設計になっています。
これにより、知らないうちに情報を共有してしまうといった誤操作のリスクが低減されるでしょう。
タスクバーの検索結果がグリッド表示に
タスクバーからの検索機能に新たに「グリッドビュー」が導入され、検索結果がタイル状に整列して表示されるようになりました。
これにより画像ファイルやメディアの判別がしやすくなり、目的のファイルを探しやすくなっています。
「設定」アプリにもAIの恩恵が
生成AIの利用状況が見える化
「設定」アプリ内の「プライバシーとセキュリティ」セクションに、「テキストと画像の生成」という新しい項目が加わりました。
これにより、どのアプリがAI生成機能を使用しているのかを把握し、必要に応じてその利用を制限することが可能に。
AI活用が一般化する中で、安心して使うためのチェック機能として重宝します。
AIエージェントによる設定サポート(英語環境限定)
現時点では英語設定の環境に限られますが、「AI設定アシスタント」という機能が導入され、ユーザーの目的に合った設定項目を見つけ出し、操作をサポートしてくれるようになりました。
これはCopilot+ PCを対象とした新しい取り組みで、今後の日本語対応にも期待が高まります。
アクティベーション通知の表示方法を刷新
Windowsのアクティベーション状況や有効期限に関する通知が、従来のダイアログ表示ではなく、通常の通知エリアに表示されるスタイルへと変更されました。
視認性を損なわず、作業を妨げることなく通知を確認できる点が魅力です。
タスクマネージャーの計測表示をわかりやすく改良
CPUの負荷状況の表示方法にも手が加えられ、従来よりも標準的なメトリクスでの表示に変更されました。
これにより、他のツールや業界基準との整合性が取りやすくなり、システム監視やリソース確認がより正確になります。
また、新たに追加された「CPUユーティリティ」列を有効化することで、以前の見慣れた形式にも戻せる柔軟さも備えています。
パーソナライズと管理性がさらに進化|新たに加わった便利機能と廃止予定の旧技術
今回のKB5064081アップデートには、日々の操作をより快適にしてくれる機能強化だけでなく、これまでの技術との“節目”となる変更点も含まれています。
ここでは、ユーザー一人ひとりに合わせたカスタマイズ性の向上や、組織利用における管理性アップの施策、そして古い技術の整理についてご紹介します。
ロック画面ウィジェットの自由度がさらに向上
Windows 11のロック画面では、これまで以上に自分好みにウィジェットを並べられるようになりました。
天気や株価、最新ニュース、交通情報といった情報パネルを追加・削除できるだけでなく、表示順まで細かく調整可能に。
まるでスマートフォンのホーム画面のように、自分だけの「情報ステーション」を作るような感覚で活用できます。
さらに、ウィジェット全体の仕組み自体も進化しています。
「複数のダッシュボード」を切り替えて使えるようになったほか、Copilotが選んだ話題の記事や動画などを一覧できる「Discoverフィード」も搭載。
ニュースやトレンドを手軽にチェックできる環境が整い、情報収集がぐっと効率的になります。
企業ユースに最適化された「組織向けバックアップ」機能が登場
今回から、法人や教育機関向けに設計された「Windowsバックアップ for Organizations(組織向けバックアップ)」が正式に提供開始されました。
この機能を活用すれば、端末の入れ替えや新規導入時も、設定やユーザーデータをスムーズに引き継ぐことが可能に。
特に、多数のPCを一元管理しているIT部門にとっては、作業効率の大幅な改善につながるでしょう。
システム全体の安定性や可用性も高まり、組織としての災害復旧体制や継続性の強化にも貢献します。
PowerShell 2.0が完全に削除へ、互換性への備えを
また、今後に向けた大きな変化として、Windows 11 バージョン24H2では「PowerShell 2.0」がOSから完全に削除されることが正式に発表されています。
この機能はもともとWindows 7時代に登場し、一部の古いスクリプトや社内ツールで使われてきたものの、2017年には非推奨とされていました。
今後は、より安全性・機能性に優れたPowerShell 5.1や7.xシリーズが引き続き主流となります。
もし現在、古いスクリプトや自動化処理の中でPowerShell 2.0を前提に作られているものがある場合は、互換性の確認と書き換え対応を早めに進めておくことをおすすめします。
以上のように、今回のアップデートは見た目の変化や小さな改善にとどまらず、今後のWindows活用において重要な転換点となる要素が多く含まれています。
個人ユーザーにも法人ユーザーにも嬉しい機能がそろっていますので、対応の準備はお早めに。
バグ修正とアップデートトラブルへの対処ガイド
KB5064081アップデートでは、日常的な操作に潜む細かなバグやエラーが多数修正され、システムの安定性が一段と向上しました。
また、アップデート時によくあるトラブルに対しても、事前に知っておくと安心な対策があります。
この章では、特に注目すべき修正内容と、万が一トラブルに見舞われた場合の対応方法をわかりやすくご紹介します。
イベントビューアーに表示される「Plutonエラー」の誤警告を解消
これまで一部の環境で頻繁に記録されていた「Microsoft Pluton Cryptographic Providerの初期化に失敗しました」というエラーメッセージ(イベントID 57)。
実際には機能に支障はないにもかかわらず、イベントログに繰り返し表示されることで、ユーザーに不安を与える一因となっていました。
この問題は、今回のアップデートにより修正され、今後は表示されなくなる予定です。見た目上のノイズが減ることで、イベントログの管理や確認作業もスムーズになるでしょう。
NDIストリーミングの不具合とその回避策
2025年8月のセキュリティ更新プログラム(例:KB5063878など)の影響で、OBS StudioやNDI Toolsなどを用いた配信環境において、音声や映像の遅延・途切れといったトラブルが多発しています。
原因は、NDIの受信設定が「RUDP(Reliable UDP)」というモードになっていることにあるとされており、以下の手順で設定変更を行うことで、問題の回避が可能です:
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無償で提供されている「NDI Tools」をインストール
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NDI Access Managerを起動
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[Advanced]タブ内で「Receive Mode」を「TCP」または「UDP」に切り替える
この設定変更により、多くの配信者が問題を回避できたとの報告も上がっています。
Microsoftは現在も根本的な解決に向けて調査・対応を進めており、今後のアップデートでの修正に期待が寄せられています。
Windows Updateが進まないときの原因と対応法
アップデートのインストールが遅々として進まず、途中で止まったように見える──そんな経験をされた方は少なくないかもしれません。こうした現象にはいくつかの原因が考えられます。
よくある原因
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アップデートのデータ量が多く、処理に時間がかかっている
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システムファイルの一部が破損している
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ストレージの空き容量が不足している
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ウイルス対策ソフトなどが干渉している
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ネットワーク環境が不安定、または接続速度が極端に低下している
有効な対処方法
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まずは時間に余裕をもって待つこと:大規模な更新は数時間かかることもあり、止まっているように見えても裏で処理が進んでいる場合があります。
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セキュリティソフトの一時停止:ウイルス対策ソフトやファイアウォールがインストール処理をブロックしている可能性があります。アップデートの間だけ無効化し、終了後に必ず再度有効にしましょう。
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ネットワーク機器の再起動や有線接続の確認:Wi-Fiが不安定な場合は、ルーターを再起動したり、有線LANを使うことで改善することがあります。
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ディスク容量の確保:不要なファイルを削除し、「ディスクのクリーンアップ」機能を利用して空き容量を増やしましょう。
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Windowsのトラブルシューティングツールを活用:設定アプリから「更新とセキュリティ」→「トラブルシューティング」→「Windows Update」を選択すると、自動で問題の検出と修復を試みてくれます。
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Windows Updateの構成ファイルをリセットする(中〜上級者向け):コマンドプロンプトやPowerShellを管理者権限で開き、更新関連サービスの再起動や一時フォルダのリネーム処理を行う方法もあります。
⚠ 最後に注意したいのは「強制終了」の危険性です。
アップデート中に電源ボタンを長押しして強制的にシャットダウンする行為は、システムファイルの破損を招く恐れがあり、Windowsが正常に起動しなくなるリスクもあります。本当に何も反応しない場合を除いては、できる限り避けるようにしましょう。
まとめ:今できることと、待つべきこと
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Plutonのエラー表示問題は修正済み:イベントビューアーに不要なエラーが出なくなり、ログがすっきり
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NDIの不具合は手動設定で対応可能:現状は回避策あり、今後の修正に期待
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一般的なアップデートエラーも対応次第で多くは解消可能:トラブルに直面しても焦らず、落ち着いて順を追って対処を
今回のアップデートは、新機能だけでなく、こうした“かゆいところに手が届く”修正や改善が多く含まれています。安心してパソコンを使い続けるためにも、トラブルの傾向と対処法をしっかり把握しておくことが大切です。